唐辛子の辛味成分『カプサイシン』はダイエットに効果的?脂肪を分解しエネルギーを消費増大させるといわれています。

カプサイシンね。聞いただけで辛そうな感じがしてくるよ。


唐辛子の辛味成分ですからね。そりゃ辛いはずよ。

やっぱ辛い唐辛子ほどカプサイシンがたくさん含まれているって考えていいの?


そのはずよ。唐辛子の辛さを計る単位にスコヴィル値ってのがあってこれはカプサイシンの量で決まるそうよ。

スコヴィル値の高い食品

スコヴィル値 食品名
0 ピーマン
100-1000 ペペロンチーニ・ペッパー、パプリカ、ニューメキシコ・ペッパー
1000-3500 アナハイム・ペッパー、タバスコ・ハラペーニョソース、タバスコ・ペッパーソース
3500-10000 タバスコ・ハバネロソース、
10000-50000 カイエン・ペッパー、スーパーチリペッパー、鷹の爪
50000~ ジャマイカン・ホット・ペッパー、ハバネロ、ヴィシャス・ヴァイパー・ソース

元は人の味覚に頼って測定していたそうですが、近年は機械で計ったカプサイシンの量を基準に決められているようです。

効果

辛いものを食べる汗がでるけどカプサイシンはダイエット効果的なわけ?


そういう説はあるわ。脂肪の分解や熱生産を促進するんですって。

食物に含まれるカプサイシンは胃及び、小腸で吸収される。吸収されたカプサイシンは腸管から腸管静脈血中に移行し血中のアルブミンと結合して全身へ運ばれへ内臓の求心性感覚神経細胞を刺激する。刺激は脊髄へと伝播し,副交感神経系の遠心性神経を活性化し,カテコラミンの分泌を引き起こす。血中に分泌されたカテコラミンは肝臓や脂肪細胞の アドレナリン受容体に結合し,肝臓では糖原分解を,脂肪細胞では脂肪分解をそれぞれ克進する。その結果,血中のエネルギー基質量が増加する。エネルギー基質は体内を循環し,筋などの末梢組織で利用され熱産生が増加する。
カプサイシン含有錠剤が人の代謝に及ぼす影響 辻本尚弥)

なるほど。有効性は確かめられているの?


マウスではけっこう確かめられているみたい注1だけど人間での実験例はそれほど多くなさそうね。カプシノイド(カプサイシンなどの唐辛子抽出物)6 mg/日を肥満の成人に12週間摂取させたろころ脂肪の分解は認められたけどエネルギーを消費の有意な増加や体重の減少は認められとする報告注2もあるけどあるシステマティックレビューではカプサイシノイドの摂取で1日約50kcalエネルギー消費増大で期待でき、①エネルギーを消費の増大、②脂肪の分解の促進、③食欲の減退に効果があるとしているわ注3


食欲を抑えるこうかもあるの?むしろご飯が進む気がしないでもないんだが。


うーん。あるといっている人がいるのは確かね。運動しないでもエネルギー消費が増えるのはカプサイシンが褐色脂肪組織を刺激するため注4ともされているから褐色脂肪の少ない人間では動物程効果得られない可能性もある気がするわね。


褐色脂肪って熱を生産する特殊な脂肪組織だっけ。


そうね。人間でも赤ちゃんの内はたくさんあるんだけど歳をとると段々減ってきちゃうんですって。


カプサイシンが染み込ませてあるパッチなんかを貼るだけでも意味あるの?


そういった話は聞いたことないわね。少なくともダイエットには意味ないと思うわ。


カプサイシンは筋肉には効果はないの?


カプサイシンを筋線維に直接投与したところ筋肥大を誘発する刺激になった注5らしいけど経口摂取で筋肉にポジティブな効果があるって話は聞いたことないわね。

副作用

なるほど。唐辛子ってけっこう刺激が強いと思うんだけど副作用とかはあるの?


その人の体質にもよると思うけど吐き気、頭痛、胃腸炎などの症状を引き起こすことがあるわ。


そういえばペペロンチーノを食べた後に胃が荒れたような感じになったことがあったな。どのぐらいまでなら摂取しても大丈夫なの?


日本では摂取目安量とか摂取上限量は設定されてないみたい。ドイツ連邦リスク評価研究所によると一日8.3 mg/kgまでが経口摂取での無毒性量とされているわ注6

関連サプリメント

カプサイシンサプリメントみたいなのが売ってるの?みたことないな。


探せばあると思うわよ。山本漢方製薬の「激辛カプサイシン粒」とか。後、アミノバイタルに「aminoVITALカプシ」ってのがあるわよ。


カプシ?カプサじゃないの?


これに入っているのはカプシエイトっていうトウガラシをあれこれしてつくられたカプサイシン類似物質で、刺激性がないにも関わらずカプサイシンと同様の効果が期待できるといわれているわ注7

注1肥満ラットに対するカプサイシン投与が体重減少とエネルギー消費に及ぼす効果
注2注3Effects of novel capsinoid treatment on fatness and energy metabolism in humans: possible pharmacogenetic implications.
注4Capsaicin as an anti-obesity drug.
注5石井直方の筋肉の科学
注6Too Hot Isn’t Healthy – Foods with very high capsaicin concentrations can damage health
注7無刺激性カプサイシン類似物質カプシエイトの体熱産生亢進・体脂肪蓄積抑制効果

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