自分の体型は

  • 痩せ型
  • 標準的
  • 太め

なのかどうか気になりますよね。

 

普段は見た目を主観的に判断して「太ってる」、「痩せてる」などと言っている場合がほとんどだと思います。

 

今回は、それとは別に「数値で客観的に」太ってるかどうか判断する方法に関して、ご紹介したいと思います。

太っているか?第一判定基準はBMI

BMI (Body Mass Index)は身長に対して体重が適正な値なのかどうなを判断するための体格指数です。

 

【BMI】= 体重[kg]÷( 身長[m]×身長[m] )

 

例えば、

  • 180㎝、70㎏の人→ 【BMI】= 70÷(1.8×1.8)=21.6
  • 160㎝、50㎏の人→ 【BMI】= 50÷(1.6×1.6)=19.5

 

BMIごとの「太っている」「痩せている」の基準は、WHO(世界保健機関)によると、以下のようになっています。

体型 指標
痩せすぎ 16以下
痩せ 16~17
痩せぎみ 17~18.5
普通体重 18.5~25
前肥満 25~30
肥満(1度) 30~35
肥満(2度) 35~40
肥満(3度) 40以上

「BMIが22」の時の体重のことを標準体重といったりもします(身長の二乗×22で求めることができます)。

 

ただし注意が必要なのは、BMIは体重と身長の関係で体型を判定しているに過ぎず、体組成は全く考慮されていないことを忘れてはいけません。

 

例えば同じ身長175cm、体重80kgでも体脂肪率が8%の人と16%の人では、見た目が全く違ってきますが、BMIは同じです。

 

175cm、80kg体脂肪率8%はマッチョと呼ばれるべきですが、BMIだけで考えると前者の人をデブと判断してしまうことになります。

体脂肪率で第二判定。脂肪と筋肉の構成割合を把握

 

そこで登場するのが体脂肪率です。

 

体脂肪率は、体重の内どれぐらいが脂肪でどれぐらいが除脂肪組織(骨や筋肉)なのかを表した割合です。

 

体脂肪率を測る方法には実は複数あり、

  • 人を水の中に沈めて比重から体脂肪率を推定する水中体重測定法
  • 皮下脂肪の厚さを測る皮下脂肪厚法

 

などもありますが、インピーダンス法が最もポピュラーな測定方法となっています。

 

体に微弱な電流を流して電気抵抗を測るといったもので、体脂肪率計では基本この仕組みが採用されています。

 

この方法は自宅で手軽にできる唯一の測定法ですが、誤差が大きく機械によっては測る毎に数パーセント違ったりするのがデメリットです。

 

ですからあまり、細かく気にしすぎるのも問題です。

 

体脂肪率の基準は、以下の通りです。

男性 女性
痩せ 15%未満 20%未満
標準 15~20% 20~25%
肥満気味 20~25% 25~30%
肥満 25%以上 30%以上

女の人は標準的に男性より脂肪が多いので、肥満と判断される体脂肪率も高めになります。

 

内臓脂肪の付き方によっては、見た目ではそれ程太っているように見えなくても体脂肪率が高い(いわゆる隠れ肥満)ということもあるので、一度測っておくとよいでしょう。

 

ちなみに、体脂肪率10%以下になると腹筋が綺麗に割れて見えてくるはずです。

ローレル指数や胸囲での肥満判定も

BMIと体脂肪が肥満かどうかを判定する主な指標ですが、他にはどんなものがあるでしょうか。

 

ローレル指数は子供を対象としたBMIのようなもので、体重(kg)÷身長(cm)の三乗×10000000で計算され、130前後が標準、160以上が肥満とされます。

 

また内臓脂肪型肥満(腹部肥満)の判定には

  • 腹囲の太さ(男性85cm、女性90cm以上が肥満とされる)
  • 腹囲殿囲比(ウエストの大きさをヒップの大きさで割ったもので男性1.0、女性0.8以上で腹部肥満とされる)

なども存在します。