空腹状態で筋トレするとカタボリックが激化?
筋肉を構成するタンパク質は普段から同化(アナボリック)と異化(カタボリック)の働きによって合成と分解を繰り返します。
筋トレなどの運動中はどうしても分解の方が優勢になるのですが(運動後にプロテインを補給するなどすれば合成が増えトータルでマイナスにはならない)、体内にエネルギー源となるものが不足している状態で運動を行うと筋肉を構成するタンパク質ががんがん解体されていきます。
カタボリックが優勢な状態が続くと筋肉が減ってしまうとので空腹状態で筋トレするのはよくないといわれているわけです。
これは何かのデータに基づいたものではありませんが、エネルギーが不足した状態で運動すると青曲線のようになるイメージです。
筋トレ前には適切なエネルギー補給を
というわけであんまりお腹が減った状態で筋トレするのはよくないので、トレーンング前にはなにかしらを食べておくなどしてエネルギーを補給するのがおすすめです。
別に満腹状態である必要はなく、おにぎり一個、バナナ一本などの手軽に食べられ、炭水化物を多く含んだものを補給するのがよいでしょう(だだ筋肉を増やすのでなく脂肪を減らす(ダイエット)目的で運動をする場合には炭水化物をとっては逆効果です)。
もしトレーニング前に間食する気なんてとても起きないという場合は、BCAAなどのアミノ酸系サプリメントを摂取するのも手です。
夏は熱中症にも注意
カタボリックも怖いですが、これからの季節注意しなければならないのが熱中症です。
筋トレは有酸素運動のように長時間動き続けるわではないので油断しがちですが、体温上昇はかなりのものですので、運動前、運動中に水分と塩分をきっちりと摂取しておくべきでしょう(水だけを飲み過ぎるのもまずいので必ず塩分も摂りましょう。スポーツドリンクが便利です)。
日本体育協会によると少なくとも発汗などによる体重減少が2%以内になるように水分を補給する必要があるそうです。
空調のしっかりしたジムならまだいいのですが、エアコンのない室内はけっこう危険です。スクワットとかしてるとくらくらしてくることがあります(笑)。気をつけましょう。