ナッツとは木の実(種実類)のことです。
- アーモンド
- カシューナッツ
- ピスタチオ
- クルミ
- ヘーゼルナッツ
- マカダミアナッツ
- ゴマ
- ピーナッツ
などがあります(ピーナッツはナッツとつきますが豆類なので厳密にはナッツではないそうです)。
ナッツを食べるダイエットというのがあるそうなのでナッツについて少し調べてみました。
ナッツ類の栄養
ナッツ類がどんな割合でタンパク質、炭水化物(糖質)、脂質を含んでいるのかを調べてみました。
(データは食品成分データベースより)
この通り多くのナッツ類は低たんぱく、低炭水化物、高脂質です。
タンパク質と炭水化物が1g当たり4kcalなのに対して脂質は1gで9kcalありますからナッツ類は概ねハイカロリーということになります。
なので普段の食事に加えてナッツ類を大量に食べれば高確率で太ります。
炭水化物が少ないので糖質制限ダイエットをしている人が米などの代わりに摂るのにはよいかもしれません。
また腹持ちがよい、満腹感が得られやすいなどのメリットはあると思います。
油の質
オメガ3(n-3)系不飽和脂肪酸はコレステロール値を下げる、脂肪代謝を高める、筋肉に対するインスリンの感受性を高める、高血圧を予防するなどといわれ、健康にいい成分として知られていますが、ナッツ類の中にはn-3系のα−リノレン酸を豊富に含んだものがあります。
(データは食品成分データベースより/単位はmg(100g当たりの含有量))
ビタミン&ミネラル
ビタミンではCやDはほとんど含まれていませんが、抗酸化効果があり、老化防止によいとされるビタミンEが豊富に含まれているものが多くなっています。
(100当たり。単位はmg)
ミネラルは割と豊富で、亜鉛、マンガン、マグネシウム、銅、鉄などが多く含まれています。
(100当たり。単位はmg)
亜鉛はタンパク質の合成に関わり抗酸化作用もあるので筋トレをしている人にも関心の高い成分です。
まとめ
まとめるとこんな感じです。
- ナッツ類は脂質が多くハイカロリーなのでたくさん食べると太る
- 高血圧を予防にいいとされるα−リノレン酸が豊富に含まれているものがある
- 抗酸化作用のあるビタミンEや亜鉛が含まれているものがある
ベス・イスラエル・ディーコネス・メディカルセンターの研究チームの発表によるとクルミを食べることで脳の食欲調節に関与する部分が活性化し、満腹感を促進する効果があるとされています。→In a Nutshell: Walnuts Activate Brain Region Involved in Appetite Control
これがどの程度の効果なのかよくわかりませんが、クルミがダイエットに使われる日がくるかもしれません。